救護施設 賀光寮
賀光寮は、生活保護を受け、経済的な問題も含めて様々な問題があり、自力で日常生活をおくるのが困難な人たちが、健康で安心して生活するための施設として、生活保護法第38条第2項に定められた保護施設です。
救護施設は、日本国憲法第25条に示される「健康で文化的な最低限度の生活」のための生活保護法を根拠とする施設として、障害の種類等に関わらず、必要な人に必要なサービスを提供するセーフティネットの機能を持つ福祉施設です。
救護施設には、身体障害、知的障害、精神障害、それらの障害が重複してある人、アルコール依存症の人、ホームレスの人など、多様な人が保護を受けて生活しています。
日中活動
作業課
<農園芸科>
個々の希望と能力に応じて、果樹・野菜・草花作り、樹木の剪定、除草などを行っています。 一年の気候のサイクルに基づき、それぞれの季節に応じた作物をつくっています。
<陶芸科>
手びねり、ろくろによる陶芸作品の製作を行っています。作品は、施設のバザールをはじめ、近隣の祭りなどのイベントに出品しています。 また、地域交流として陶芸教室を開催しています。
<リフォーム科>
洋服などの修理を中心に訓練を行っています。利用者や職員からの注文でリフォーム作業を行っています。
<OA科>
機関紙「きずな」の作成(印刷と裁断)を主に行っています。
<軽作業科>
建築金物の組み立て作業の請負作業を行っています。
<アート科>
アートフラワーや絵画などの作成をしています。
レクリエーション
利用者の意見を基に、花見や秋の日帰り旅行、バーベキュー、年忘れ会、もちつき大会など季節にあったレクリエーションを実施し、また、回転ずしやイベント湯などのユニークな内容のイベントも催し、生活に潤いを作っています。
地域移行
居宅生活訓練事業
利用者がスムーズに自力での地域生活に移行できるように、地域に用意した住居に住み、より地域生活に近い環境で単独で日常生活を送れるよう訓練(食事、清掃、洗濯、買い物など)を行っています。
保護施設通所事業
生活保護を受け、地域社会で生活する上で、様々な不安のある方が、当施設に通い、施設の作業やレクリエーションに参加し、日中活動を充実し、安定した地域生活を継続できるように支援しています。また居宅への訪問を行い、生活相談を行っています。
地域貢献
地域貢献
オール大阪の社会福祉法人による社会貢献活動(大阪しあわせネットワーク)に参画し、福祉制度の狭間で生活に困難をきたしている方々や地域の援護を必要する方に、相談活動を行っています。
相談支援では、援護を必要とする方の心理的不安の軽減を図り、地域の諸機関と連携し、必要な制度、サービスにつなぐなど課題の解決に近づける支援を行っています。
毎年10月に、地域交流として賀光会バザールを開催し、1,000人近い地域の方々に参加していただいています。賀光会バザールでは、利用者が作成した陶芸品や縫製製品、草木などの展示・販売を行い、また、やきそばやフランクフルトなど食べ物の屋台を出し、和太鼓や楽器の演奏、腹話術などの催しものを行い、利用者と共に楽しんでいただいています。
その他、南藤井寺ふれあいまつりなどの地域イベントに参加し、物品販売を行っています。また、地域のイベント開催時には、施設の備品の貸し出しなどを行っています。